Ciao こんにちは!さりなです!
今回は検定時に
直接受身と間接受身を見分ける際に私が行っていた考え方をご紹介します。
あくまで、検定対策ですので、しっかりと1から全て知りたい!方の役には立たないと思います(泣)
直接受身と間接受身について
まず、直接受身と間接受身の違いについてまとめてみます。
直接受身とは
直接受身では能動文の目的語が主語になります。
能動文とは簡単に言うと、受け身を使わない「普通の文」のことです。
そして、普通の文の目的語(『〜を』の前の語)が主語になるものを直接受身と言います。
例: 能動文= 先生は わたしを 叱った。
直接受身= わたしは 先生に 叱られた。
このように、直接受身では、能動文で影響を直接受けている「人」や「もの」などが主語になります。
わたしは先生に叱られた。
では、「わたし」が直接「先生に」叱られています。
「叱る」は他動詞ですので、直接受身は
他動詞を用いて表してます。
間接受身とは
間接受身では影響を与えられた側が主語になります。
間接的に持ち物や身体部分に被害を受けたり迷惑をかぶったりしたときに使います。
そのような影響を受ける側は対応する能動文には含まれない成分です。
よって、
他動詞でも自動詞でも受身文を作ることができます。
例:能動文=雨が 降った。(自動詞)
間接受身=(私は)雨に 降られた。
能動文=家の前に マンションを 建てた。(他動詞)
間接受身=(私は)家の前に マンションを 建てられた。
このように、影響を与えられた人が主語となっています。
そして、間接受身文には「持ち主の受身文」と呼ばれる文があります。
持ち主の受身文は間接受身文の一種で、影響を受ける目的語の所有者が主語となります。
持ち主の受身文には目的語があることから、
他動詞が使われます。
例:能動文=妹が 足を 蹴った。
持ち主の受身文=(私は)妹に (私の)足を 蹴られた。
能動文=子どもが 大事にしていた車を 傷つけた。
持ち主の受身文=(山田さんは) 大事にしていた(山田さんの)車を 子どもに 傷つけられた。
さらっと、直接受身と間接受身についてご紹介しました!
ここから、「直接受身文・間接受身・持ち主の受身文」の見分け方についてご紹介します!
(あくまで、私がしていた方法です)
自動詞と他動詞の見分け方
直接受身と間接受身についての違いを見ていただいたときに薄々気づかれたかもしれませんが、
直接受身と間接受身を簡単に見分けるカギとして、
私はまず、自動詞と他動詞を見分けることが必要になってくると考えました。
自動詞と他動詞の簡単な見分け方は
「を」格があるか、ないかです。
自動詞は「起きる」や「遊ぶ」などです。
これは「私が起きる」「子どもが遊ぶ」などと表現することができて、
「何を?」と聞く必要がありません。
つまり目的語がありません。自動詞は目的語(ヲ格)がなくても、「自分(動詞自体)で解決できる動詞!」というように覚えました(笑)
それに対し、他動詞は「飲む」や「壊す」などです。
これは「私が飲む」や「子どもが壊す」と表現した際に、「何を?」と聞く必要があります。
つまり「私が 牛乳を 飲む」や「子どもが おもちゃを 壊す」などのように
「〜を」の目的語を取る必要があるのです。他動詞は「他人(目的語)の助けが必要な動詞!」というように覚えました(笑)
このことから、「を」がある文は他動詞文、「を」がない文は自動詞文。であることが分かります。
ですから、まずは、提示された受身文の中からヲ格「を」を探します。
「を」がある=間接受身文か持ち主の受身文
提示された受身文の中に
「を」があった(ヲ格の目的語があった)場合は、間接受身文 または 持ち主の受身文 に絞ることができます。
例:ちょっと腕を触られたぐらいで、セクハラはないだろう。
この例文には、「腕を」とヲ格の目的語があるので、
「間接受身」か「持ち主の受身」になります。
「ちょっと腕を触られたぐらいで」の「腕」は「触られた人(主語)の腕」(所有者)であることが確かなので、
(能動文を考えると「BはAの腕を触った」受身文では「AはBに(Aの)腕を触られた」の意)
「持ち主の受身文」ということになります。
例:家の前にマンションを建てられ、日当たりが悪くなった。
この例文にも「マンションを」とヲ格の目的語があるので、
「間接受身」か「持ち主の受身」のどちらかであることが分かります。
この目的語である「マンション」は主語の人のもの(所有者が主語じゃない)ではないので、
「間接受身文」ということになります。
(能動文を考えると「Bが(Aの)家の前にマンションを建てた」受身文では「AはBに(Aの)家の前にマンションを建てられた」の意)
「を」がない=直接受身文か自動詞の間接受身文
提示された受身文の例文の中に
「を」がない(ヲ格の目的語がない)場合には直接受身文 または 自動詞の間接受身文に絞ることができます。
例:私のジュースが飲まれている!
この例文には「を」がありません。
ヲ格の目的語がないため、「直接受身」か「自動詞の間接受身」の2択になります。
「ジュースが飲まれる」の能動文は「ジュースを飲む」です。
「飲む」は他動詞です。
ここでの2択は「直接受身」または「自動詞の間接受身」です。
自動詞には「を」がつきません。
なので、これは「直接受身」であることが分かります。
または、「私のジュースが飲まれている」に対応する能動文を作って考えることもできます。
対応する能動文は「誰かが、私のジュースを飲む」となり
受身文にしたときに、「私のジュース」という目的語が主語になっています。
能動文の目的語が主語になる受身文を直接受身と言うので、これは直接受身であることが分かります。
例:二人は風に吹かれながら、何時間も海辺にたたずんでいた。
この例文にも「を」がありません。
ヲ格の目的語がないため、「直接受身」か「自動詞の間接受身」の2択であることが分かります。
「風に吹かれる」の能動文は「風が吹く」です。
ヲ格を持たないので、「吹く」は自動詞であることが分かります。
なのでこれは、「自動詞の間接受身」です。
提示された受身文に「を」がない場合は「直接受身」か「自動詞の間接受身」の2択になります。
その後、その受身文に使われている動詞が自動詞であるか、他動詞であるかを確認します。
(一番簡単な確認方法は、受身文を能動文に直し、「を」がつくか、どうかで見分けることかな?と思います。)
使われている動詞が、自動詞であった場合は「自動詞の間接受身」
他動詞であった場合は「直接受身」と分類できます。
(私はこの方法で分類していました。。。)
ノートにはまた、謎の記号を書いています(笑)
私は「おうかん持ち」と言う語呂合わせで覚えました(笑)
最後に
以上、私が試していた
直接受身文と間接受身文の分類方法をご紹介しました。
文章がうまくまとまっておらず、分かりにくい部分が多いように思います、、、
すみません。
また、この方法は私が検定対策として行っていただけですので、参考程度に見てください(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました!
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