ニュージーランドの英語は訛りのクセがすごい!
なんて、聞いたことありませんか?
私が当時ワーホリをしていた頃はまず、英語を理解することに必死で、訛りなどは全く分からなかったのですが、
その後、他の国に行くにつれてだんだんそのクセの強さや、
ニュージーランドの人はよく言っていたのに、他国では全然聞かないような単語などが徐々に分かるようになってきました。
そこで今回は、そんなニュージーランドのスラング英語をみて行こうと思います!
- そもそもスラングって何なの?
- まずはKIWIを知ろう!
- KIWIが使うスラング英語30連発!
- No.1: 『Eh』
- No.2: 『Yeah,nah』
- No.3: 『Bugger』
- No.4: 『Chur』
- No.5: 『Ta』
- No.6: 『Wop Wops』
- No.7: 『Sweet as』
- No.8: 『Heaps』
- No.9: 『No Worries』
- No.10: 『All good』
- No.11: 『She’ll be right』
- No.12: 『Bro』
- No.13: 『Piece of piss』
- No.14: 『Far out』
- No.15: 『T-sauce』
- No.16: 『Knackered』
- No.17: 『Jumper』
- No.18: 『Hori・Trashy』
- No.19: 『Skux』
- No.20: 『Stubbies』
- No.21: 『Loose unit』
- No.22: 『Squiz』
- No.23: 『Dear』
- No.24: 『Munted』
- No.25: 『Sus』
- No.26: 『Togs』
- No.27: 『Smoko』
- No.28: 『Carked it』
- No.29: 『Chocka』
- No.30: 『Stink one』
そもそもスラングって何なの?
さっきからスラングスラングって言ってるけどスラングって一体何?
そうですよね!
改まった場面では使わず、特定の社会や階層、友達や仲間の中だけで通じる語や語句のことです。
例えば、「めっちゃ」「すごい」「洒落てるわー」「やばい」「ツンデレ」「ドン引き/引くわー」など、学校の教科書には載っていませんが日常的に違和感なく使いますよね。
このように、教科書などで習うようなガチガチで正式な言葉ではないけれど、日常生活の中で普通によく使っているような言葉というものがスラングである。と理解していただければと思います。
実際スラング英語はILETSやTOIECなどのテストにおいて役に立つことはありませんが、スラング英語を知ることで、英語の映画やドラマなどをより深く理解することができたり、ネイティブ達とより楽しく会話をすることができます。
そして今回はニュージーランドのスラングについてみて行きます。
英語と一括りに言っても実際には、ニュージーランド人・アメリカ人・オーストラリア人・イギリス人など英語圏の人々はそれぞれ違う英語を話します。
なので、ニュージーランドにはニュージーランド人が使うスラングが存在し、イギリスにはイギリス人が使うスラング、アメリカにはアメリカ人が使うスラング、というものが存在するのです。
まずはKIWIを知ろう!
突然ですが。KIWI Bird(キウイバード)ってご存知ですか?
KIWI Bird(通称KIWI)はニュージーランドの国鳥で、まぁるいフォルムに長いくちばしを持っています。
このKIWI、実はあのキウイフルーツの名前の由来にもなったのです。
キウイフルーツがこのKIWI(鳥)に似ていたことからキウイ(フルーツ)と名付けられたのです!
しかし、ここで私が説明したいKIWIはこの鳥のことではなく
KIWIというのは”ニュージーランド人”を指すということです。
「日本」は英語で「JAPAN」そして、「日本人」は英語で「JAPANESE」と言いますよね!
しかし、ニュージーランドの場合、
「ニュージーランド」は英語で「NEWZEALAND」そして、
「ニュージランド人」のことを英語で「KIWI」と言うのです。
ニュージーランド人がKIWIと呼ばれ始めた理由には色々な諸説があり、明確には分かっていませんが、
私がワーホリをしていた時に、NZのマクドナルドのハッピーセットについてきた絵本によりますと、KIWIバードは非常に勇敢で、心優しい鳥でありニュージーランド人はそんなKIWIバードに誇りを持っていて、自らを誇り高い”KIWI”と名乗り始めた。というようなことが書かれていました!
ハッピーセットの絵本なので真偽は分かりませんが(笑)
兎にも角にも、ニュージーランドでKIWIという言葉を聞いた際には、ほとんどの確率でニュージーランド人のことであると理解してください。
因みにイギリス人のことは英語で「ENGLISH」と呼びます
なのでAre you Englsh?はあなたは英語ですか?ではなくて、あなたはイギリス人ですか?と言う意味で
Yes, I’m Englishは私は英語です。ではなくて、私はイギリス人です。と言う意味になります。
KIWIが使うスラング英語30連発!
No.1: 『Eh』
意味:「〜だよね?」「もう一回言って!」など
英語での言い換え例:Pardon me / Don’t you think? / right? / isn’t it? など
読み:「エイ」
これはニュージーランド人は非常によく使います。基本的に、どんな文章にでも対応していて、文の終わりにEh(エイ)と付け加えることにより 〜だよね?〜そう思うよね?などのニュアンスを醸し出すことができます。
また、相手の言ったことがあまり聞き取れなかったときに、もう一回言ってと言う意味で
「Eh?」と使うこともあります。
使用例:It’s a cold day, Eh?
(寒い日だよね?/今日寒くない?)
It was cloudy this morning Eh? (今朝曇ってなかった?)
You really like icecream, Eh?
(あなたって本当にアイスクリーが好きだよね!)
No.2: 『Yeah,nah』
意味:「うーん。と」「えーっと、うん。」「うん、まぁいいけど。」など
英語での言い換え:No,thank you / Yeah,no /Hmm/moreless など
読み:「イヤー,ナッ」
これは明確な答えがハッキリ出せない時や、答えを濁しながら、話を進めたい時などによく使われていて、どちらかと言うとNoと言うようなすごく曖昧な感じで使います。
使用例:Do you like swimming?/Yeah,Nah,,,I prefer running!(泳ぐの好き?/うーん、まぁ、走る方が好きかな。)
No.3: 『Bugger』
意味:「もぉー」「くっそー」など
英語での言い換え:Oh shit など
読み:「バガッ」
ニュージランドにいる間この言葉もよく聞きました。これは、何かうまくいかなかった時などにアァーもぅークッソーと嘆く時に使う単語で、英語のShit!によく似ています。
使用例:Your pen suddenly broken→「Oh! Bugger!!!」
(あなたのペンが急に壊れました→あぁーもぉー最悪!!!)
No.4: 『Chur』
意味:「ありがとう」「おめでとう」「すごい」「こんにちは」「いいね」など
英語での言い換え:Awsome/Hello/Good/Cheers/Sweet/Cool/Yeah など
読み:「チャー」
これはシチュエーションに合わせて使えばだいたいどんな意味にでもなるスーパーワードです(笑)
KIWIは何かとチャーチャー言っています(笑)日本の「すごい」にも似ているかもしれませんが、Churは軽い挨拶としても使えます。
使用例:Here’s a drink.→Chur (ドリンクどうぞ→ありがとう)
Chur bro, how’s it going?(おぉ兄ちゃん!元気?)
No.5: 『Ta』
意味:「ありがとう」
英語での言い換え:Thanks/Thank you
読み:「タッ」
ニュージーランドの人はThank youを省略してTaということがあります。初めはスーパーでレジの店員さんにTaと言って出て行く人をみて,なんのことなんだろう?と不思議に思っていました(笑)
No.6: 『Wop Wops』
意味:「遠いところ」「田舎」など
英語での言い換え:Countryside/rural area/middle of no where
読み:「ウォップウォップス」
これもよく聞くワードです。遠く離れた所や田舎の意味で使います
使用例:I live out in the wopwops so i only come into town once a month.
(私は田舎に住んでいるから月1回しか街に出てこれないの)
No.7: 『Sweet as』
意味:「すごい!」「いいね!」など
英語での言い換え:Awsome/Cool など
読み:「スウィート・アズ」
これはすごい!という表現で使います。ニュージーランドではビックリマーク「!」の代わりに「..as」を使うことも多いです。
使用例:I got this T-shirt on sale→That’s sweet as.
(Tシャツセールをしていたから買ったの!→よかったね!すごいね!)
No.8: 『Heaps』
意味:「たくさんの」「いっぱい」など
英語での言い換え:A lot of/many など
読み:「ヒーップス」
「たくさんのやいっぱいの〜」と言いたい時に使います。
使用例:There are heaps of sheeps.
(あそこには沢山の羊がいるよ!)
No.9: 『No Worries』
意味:「問題ないよ」「気にしないで」など
英語での言い換え:No problem/Your welcome など
読み:「ノー・ウォーリー」
ニュージーランドでは気にしないで、というときや、問題ないよ。全然大丈夫。などという時に、No worriesを使います。また、ありがとう。と言われた際にも、いえいえ、というニュアンスでNo worriesを使います。
使用例:You helped me a lot! Thank you so much→No worries.
(いっぱい助けてくれてありがとう→いえいえ、気にしないで!)
I am sorry that i am late→No worries.
(遅れてごめんね→大丈夫だよ、気にしないで!)
No.10: 『All good』
意味:「全てうまくいっているよ!」「大丈夫?」など
英語での言い換え:everything is fine/are you ok? など
読み:「オールグッド」
このワードは「全てうまくいっている」「全てうまく行く!」また、「大丈夫だよ、気にしないで」という意味で日常的に使います。
語尾のイントネーションをあげて疑問形にすることで、「大丈夫?」「うまく行っている?」と聞くこともできます。
使用例:Oh No!!!!!→What’s happened?!All Good?
(オーノー→どうしたの?!大丈夫??)
Oh No!!!→What?You ok?→Oh,Yes, all good.
(オーノー→なに?大丈夫?→あぁ。うん大丈夫、、、)
No.11: 『She’ll be right』
意味:「うまく行くって」「大丈夫だと思うよ!」など
英語での言い換え:It will be fine/all good など
読み:「シールビーライト」
All goodとよく似た意味を持っています。うまく行くかどうか分からない事に対して「うまく行くって」「大丈夫だと思うよ!」というニュアンスで使います。
使用例:Your car is broken→She’ll be right mate.
(あなたの車は壊れた。→気を落とさないで!大丈夫だよ!)
No.12: 『Bro』
意味:「兄ちゃん」など
英語での言い換え:mate/friend など
読み:「ブロ」
もちろん実の兄を呼ぶ時にも使いますが、親しい友達を呼ぶ時に使います。
使用例:I missed you bro!!(兄ちゃん会いたかったよ!)
No.13: 『Piece of piss』
意味:「簡単」「余裕」など
英語で言い換え:easy など
読み:「ピースオブピス」
簡単にできてしまう事に対して使う言葉です。「簡単」「楽勝」などの意味があります。
使用例:rolling Tabaco is peace of piss if you get use to.(慣れればタバコを巻くことなんて簡単だよ。)
No.14: 『Far out』
意味:「わー」「すごい」「まじ」「やばい」など
英語で言い換え:Wow / Cool/What the hell など
読み:「ファーアウト」
やばー!まじ?すご!などと同じように驚いた時に使う
No.15: 『T-sauce』
意味:「ケチャップ」
英語での言い換え:ketchup/Tomato sauce
読み:「ティーソース」
ニュージーランドではケチャップのことをTomato sauceと呼びそれを省略しT-sauceと言います。
No.16: 『Knackered』
意味:「疲れた」「だるい」など
英語での言い換え:exhausted/really tired など
読み:「ネケッド」
疲れた時に使う言葉です。exhaustedと同じ使い方をします。
使用例:What a day, I am absolutely knackered.
(なんて日だ、本当に疲れたよ。)
No.17: 『Jumper』
意味:「上着」「ジャージ」「セーター」
英語での言い換え:jersey/sweater
読み:「ジャンパー」
ニュージーランドでは上着やジャージをjumperと言います。
使用例:That’s cold, you will put on jumper to keep you warm.(寒いね、上着を着て暖かくしようね。)
No.18: 『Hori・Trashy』
意味:「ひどい」「良くない」など
英語での言い換え:horrible/not very nice/terrible など
読み:「ホーリー・トラッシィ」
horribleを略した形のhoriやゴミのようだという意味を込めてのtrashy。どちらも「ひどい」や「良くない」と言いたい時に使います。
使用例:The dress i saw that girl wearing was hori.
(さっきの女の子が着ていたドレスはなんか変だったわ。)
I was reading some trashy novel.
(私はつまらない小説を読んでいたわ)
No.19: 『Skux』
意味:「かっこいい」「おしゃれ」「チャラい男の子」など
英語での言い換え:cool/trendy/looking hotなど
読み:「スカックス」
この言葉は基本的に男性に対して使います。これには女の子をナンパするような若い男の子たちに使うこともありますが、多くの場合はかっこいいやおしゃれな人に対して使います。
使用例:He is a bit of a skux!(彼はすぐに女の子をゲットしちゃってるわ・モテるね)
You look skux today bro.(今日はなんかおしゃれだね!)
No.20: 『Stubbies』
意味:「男の人が履いている短パン」
英語での言い換え:very short pants for men
読み:「スタビーズ」
男の人が履くかなり短いズボン(短パン)のこと。
No.21: 『Loose unit』
意味:「予測不可能な人」「自由な人」「何をしだすか分からない人」など
英語での言い換え:crazy/stupid など
読み:「ルースユニット」
何をしだすか分からないような人や、意味のわからないことをしている人に対して使います。crazyと似たような感じです。
使用例:oh no my friend, he is sure one loose unit.
(あぁ、、友よ、、、何かおかしくなっちゃな。)
No.22: 『Squiz』
意味:「ちょっとだけ立ち寄る」「少しだけ見る」など
英語での言い換え:staring/short look など
読み:「スクイズ」
お店に少しだけ立ち寄りたい時などに、少しだけ寄ってもいい?と訪ねる時などに使う。
使用例:I had a squiz at the grocery shop.
(ちょっとだけ雑貨屋に立ち寄ってたんだ。)
No.23: 『Dear』
意味:「高価な」「なんてこった」など
英語での言い換え:expensive/oh no など
読み:「ディアー」
この言葉には色々な意味があります。あーあー。と言いたい時にも使えますし、親愛なるという意味もあります。また、ニュージーランドでは高い(高価)という意味で使われることもあります。
使用例:I could not afford to buy a chair because it was too dear(高額すぎたから椅子を買うことができなかったわ。)
No.24: 『Munted』
意味:「とても古い」「壊れる」「ダメージを受けた」「酔いつぶれた」など
英語での言い換え:very old/broken など
読み:「マンテッド」
長く履き続けて履き潰した靴やずっと使っていたテレビが壊れた時など、長い間使い続けてダメージを受けたり壊れたものに対して使います。また、酔いつぶれた人などに対しても使えます。
使用例:My Tv has munted(テレビが壊れたよ)
He was munted last night!(彼は昨夜酔いつぶれていたわ)
No.25: 『Sus』
意味:「疑い深い人」「怪しい」など
英語での言い換え:suspicious/suspect など
読み:「サス」
これはsuspectやsuspiciousの略語のようなもので疑わしいや怪しい、また疑い深い人などの意味で使います。
使用例:He looks like suss(彼は疑い深い人に見えるわね。)
No.26: 『Togs』
意味:「水着」
英語での言い換え:swim suit/swim wear
読み:「トッグス」
ニュージーランドでは水着のことをTogsと言います。
使用例:Grab your togs mate!(水着持ってきてね!)
No.27: 『Smoko』
意味:「タバコ休憩」「朝の休憩時間」など
英語での言い換え:break time/short break など
読み:「スモコ」
ニュージーランドでは一般的に朝の10時ごろに短い休憩時間が設けられています。そのような、タバコを吸うためだけのような短い休憩時間をsmokoと呼びます。誰かよりも勝るという意味です。
No.28: 『Carked it』
意味:「死ぬこと」「終わった」「壊れた」など
英語での言い換え:die/dead/brokenなど
読み:「カーキット」
Carked it は基本的に死ぬことを意味しますが、車や電子レンジ、アンパンマンやハムスターなど人以外に対しても使うことができます。
使用例:My car carked it yesterday.(私の車が昨日死んだよ(壊れたよ))
No.29: 『Chocka』
意味:「いっぱい」「人混み」など
英語での言い換え:full など
読み:「チョッカ」
いっぱいの人や何かがいっぱいの(沢山ある)時にこの言葉を使います。
使用例:The supermarket was chocka today!
(今日はスーパーがすごい混んでいたわ。)
No.30: 『Stink one』
意味:「がっかりする」
英語での言い換え:disappointed
読み:「スティンクワン」
誰かに対してがっかりした時や期待はずれであった時に使います。
使用例:Did you grab me my lunch?→No→Ah stink one(私のランチ持ってきてくれた?→持ってきてないよ。→あーがっかりだなー。)
以上『ニュージランドのスラング』についてご紹介しました!
また、SNSでも使うネットスラングというものもあります。
ネットスラングはとても便利なので別途まとめました!
最後までお読みいただきありがとうございます。
良い1日をお過ごし下さい!