Ciao!こんにちはSarinaです!
私は過去問を使った勉強法で、
日本語教育能力検定試験に4ヶ月の独学で合格することができました。
今回は、日本語教育能力検定試験に合格するコツと題して試験Ⅰの問題1の対策として私が行っていた方法をご紹介します!
私は、タイトル通り、「考えすぎない!」をコンセプトに検定試験に挑みました(笑)←おい!
考えすぎない。とは、、、
どういうことなのか、、、? それでは、ご紹介していきます!
試験Ⅰの問題1を攻略するコツ!
先ほどお伝えさせていただきました通り、私は検定対策の問題集としては、
過去問のみを使用していました。
なので、過去問を使って、試験Ⅰの問題1を攻略するコツをご紹介します。
試験Ⅰの問題1を攻略するコツは、
- 問題をしっかりと読む
- 持っている過去問の試験Ⅰ問題1の問題をキーワードごとにまとめる
- 解き方を整理してノートにまとめる
- 何度も解く
この4点です。
これは私が試験Ⅰの問題1の対策として行った方法です。
特に①の問題をしっかりと読むと④の何度も解く。に関しては、
私の他の記事でも何度もお伝えしており、
当たり前じゃ!知ってるわ!なんやねん!と思われる方が多いかもしれません(汗)
でも、本当に大切なことなので、①と④についてももう一度軽く説明させていただきます。
それではそれぞれ、見ていきましょう。
①問題をしっかりと読む
これは、そのままです。
問題をしっかりと読んでください。
読んだつもり。ではダメです。しっかりと読んで、問題の意図や意味を理解する必要があります。
特に、日本語教育能力検定試験の場合、問題の中に答えが書いてある!なんてことは沢山あります!
試験Ⅰの問題1に関しても、問題をしっかりと読んでください。
しかし、試験Ⅰの問題1に関しては、
今のところ「【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものをそれぞれ1〜5の中から1つずつ選べ」
との内容の問題が出ています。
これは、簡単に言うと、選択肢1〜5の中で仲間外れを選んでね!という意味です。
10年前から試験Ⅰの問題1はこの形式なので、ここの部分の問題は、そんなにしっかり読む必要はないと思います。(この部分をしっかり読みすぎると逆に時間が勿体無いかも?)
サッと見て「いつもの問題パターンだな。」とだけ理解すれば良いです。
ですが、その次の、
各問の【 】内の問題をしっかりと読んでください!!!
【 】内には【アクセント】や【音節数】などワンワードで表されたものから、【漢字の成り立ち】や【二つの出来事の継起を表す表現】など短い文となって表されたものなどが書かれています。
この【 】内の問題をよく読むことこそが、試験Ⅰの問題1を解くコツの一つです。
②過去問の問題をキーワードごとにまとめる
続いて、「②持っている過去問の試験Ⅰ問題1の問題をキーワードごとにまとめる」ですが、
私の場合10年分の過去問を持っていたので、解いていく内に、なんかよく見る問題だな〜?と思うワードが出てきました。
そのワードを拾ってどんな問題(【 】内に書かれたもの)があったのかをまとめるのです。
例えば、「複合〇〇」と「複合」がついた問題が良く出るな、と思ったら、
持っている過去問を見て、「複合」がついた問題をピックアップして、ノートにまとめてみるのです。
私が持っていた10年分の過去問からは、
- H20:複合語の構造
- H22:複合要素の統語的関係
- H23:複合語のアクセント・複合動詞の名詞化・複合動詞の意味・複合要素の統語的関係
- H26:複合動詞の前項と後項の自他
- H27:複合名詞と複合動詞の対応
- H28:複合動詞の意味
「複合〇〇」だけで、これだけの問題が出題されていました。
H22に出ていた「複合要素の統語的関係」がH23で再度出題されていたり、
H23の試験に出ていた、「複合動詞の意味」がH28で再度登場していたりと、複合〇〇系の問題は出題頻度が高いのかな?と言うことが伺えます。
ただ、H29からR2の問題1に「複合〇〇」は出てきませんでした(泣)
もしかすれば、今年や来年には回ってきてまた、出題されるかも?!
山を張るのは難しいですが、過去にこれだけ出題されていたと言うことは、対策をしておいても、良いかもしれません。
今回は「複合〇〇」系でピックアップしましたが、他にも、「形式名詞」系や「音声学(例年最初の問題は音声記号などが多いです)」系、「〇〇の用法(『こと』の用法、『〜ている』の用法など)」系など、
よく目にすると思った問題や、自分がよく間違える、苦手だ。と思った問題をピックアップして、過去問の問題から抜き出して、ノートにまとめてみるといいと思います。
それができたら、解き方を考えていきます。
③解き方を整理してノートにまとめる
ここで、最初にお伝えした「考えすぎない!」を発動させます(笑)
問題の解き方を考える際には、まずは、理解することが前提であると思う方が多いと思います。
実際は、理解するに越したことはないのですが。というか理解しなければなりません、、、、
ですが、私の場合はこの「理解する」のところをザッと飛ばして、解き方だけを考えることにフォーカスしました。(怒られますね、、、すみません(汗))
でも、これは、時間がなかったからです。(言い訳かいっ!)
この『時間』というのは、試験本番までに勉強する『時間』と、試験本番中に問題1で一つづつ立ち止まって意味を考えていく『時間』の2つの時間です。
私にはこの2つの時間がありませんでした。
そこで、たどり着いたのが、なぜそうなるか?について「考えすぎない。」という方法です。
試験Ⅰの問題1に関しては、仲間外れを探す。ことがメインですので、
理解をしていなくても、『仲間外れを探す方法』だけが分かっていれば、解くことができるのです。
なので、私は、理解して頭で考えながら、確実に解くのではなく、
「仲間外れを探す方法」だけを見つけることに専念しました。
では、先ほどの「複合〇〇」系の問題から私が行った解き方(仲間外れを探す方法)の例をご紹介します。
複合語の構造
【複合語の構造】で選択肢が
1、事業者
2、他大学
3、本格化
4、旅客機
の4つだったとします。
この時は、どこで単語を切って分けれるか。を考えます。
1→ 事業 / 者
2→ 他 / 大学
3→ 本格 / 化
4→ 旅客 / 機
事業・大学・本格・旅客、それぞれ、そのまま意味が分かります。
この中から、仲間外れを探します。
と、、、2だけ切っている場所が他と違います。
なので、仲間外れは2の他大学ということになります。
このことから、複合語の構造系(作り方系)の問題は、どこかで切れば仲間外れが探せるのかな?と考えることができます。
複合要素の統語的関係
次に【複合要素の統語的関係】という問題があり、選択肢が、
1、手書き
2、酒蒸し
3、砂遊び
4、沖釣り
だったとします。
これはどうやって仲間外れを探そうか、、、、と考えたところ、
意味を考えれば分かるのでは?という答えにたどり着きました。
1→手で (を使って) 書く
2→酒で (を使って) 蒸す
3→砂で (を使って) 遊ぶ
4→沖で (場所の事を指す) 釣る
全てのワードに『〜で』をつけて考えることができますが、『〜で』の用法が違います。
仲間外れは4の沖釣りであることがわかります。
同じく【複合要素の統語的関係】で他の選択肢として、
1、包み紙
2、縫い針
3、落し蓋
4、揚げ油
だったとします。この場合も同じく意味を考えます。
1→ 紙で (を使って)包む
2→ 針で (を使って)縫う
3→ 蓋を 落とす
4→ 油で (を使って)揚げる
あれ、3だけ違いますね。ということで答えは3の落し蓋だということがわかります。
これらのことから、『〜統語関係』系の問題は意味を考えれば解けるのかな?と考えることができます。
複合動詞の前項と後項の自他
では、【複合動詞の前項と後項の自他】で、選択肢が、
1、押し開ける
2、盗み見る
3、追い出す
4、立ち上げる
だったとします。
この場合、【 】内の問題にほぼ解き方が書いてあります。
『前項と後項の』と書いてあることから「前と後ろに分ければいいのか。」と想像できます。
さらに『自他』と書いてあることから、「前と後ろに分けて、自動詞か他動詞かを考えればいいのか!」ということが分かります。
私の場合、自動詞と他動詞に関しては、「を」が付くか、つかないか、で考えました。
下記の記事で、自動詞、他動詞について少しだけ触れています。
1→(〜を)押す / (〜を)開ける =他動詞+他動詞
2→(〜を)盗む / (〜を)見る =他動詞+他動詞
3→(〜を)追う / (〜を)出す =他動詞+他動詞
4→(〜が)立つ / (〜を)上げる =自動詞+他動詞
ということで、4の立ち上げるが仲間外れであることが分かります。
複合動詞の意味
【複合動詞の意味】の選択肢が
1、使い切る
2、出し切る
3、噛み切る
4、飲み切る
だった場合、問題の通り、意味を考えます。
しかし、怪しいのが、全ての選択肢に『〜切る』がきている点です。
全ての選択肢に『〜切る』がある=「切る」の意味で仲間外れがありそうだ。と想像できます。
なので、『切る』に注目して意味を考えます。
『切る』のプロトタイプ的な使い方は、
ハサミで紙を切るやロープを切る。など、『切断』の意味を示します。
なので、この選択肢の中に「切断」の意味で使われている「切る」があるのかどうかを探します。
1→使い切る=使い終わる
2→出し切る=出し終わる
3→噛み切る=噛み終わる・噛んで切断する
4→飲み切る=飲み終わる
なので、3の噛み切るが仲間外れであることが分かります。
ノートにまとめる
このように、苦手な問題やよく出る問題などの解き方を見つけることができれば、
その解き方やポイントをノートに書いておきます。
例えば、複合〇〇系の問題は、切って考えることが多い。などです。
その時、わかっていても、必ず(私の場合)忘れてしまうからです。
下記の記事でどのようにノートにまとめたかをご紹介しています!よかったら覗いて見てください★
④何度も解く
そして、重要なのが、何度も解く。ということです。
上記のように、全ての解き方(仲間外れの探し方)を見つけたとしても、何度も繰り返し解かなければ、定着しません。
頭では分かったつもりでいても、いざ、問題を解くと、何だっけ?見たことあるけど、、、忘れたな、、となってしまっては意味がありません。
何度も解き、解けなかった時は、自分でまとめたノートを確認して思い出しまた解く、、、をできる限りたくさん繰り返します。
そうすることで、定着するだけではなく、応用が利くようにもなって行きます。
なので、何度も解くのはとても大切なことだと私は思います。
私自身過去問は通しで、合計36回解きましたが、試験1の問題1と試験2に関しては暇があったら解いていたので、それ以上に繰り返し解いていました。
特に試験1の問題1は慣れだと思います。
沢山解いて問題に慣れてください!とか言いつつ、私は本番で、初めまして。の問題が多すぎていきなり半泣きになりました(笑)
それでもいくつかは、応用で答えることができ、対策をしておいてよかったと思ったので、是非、問題に慣れておいてください:-)!
最後に
以上、日本語教育能力検定試験のコツと題して、試験Ⅰの問題1を攻略するコツをご紹介しました!
この記事で紹介していることは全て私が実践して、効果があったな。と思ったものです。
ですが、勉強法は人それぞれ違いますので、自分にあった勉強法を見つけ出す参考程度に読んでいただければ嬉しいです♪
他にも日本語教育能力検定試験の勉強法などの記事を書いていますので、よかったらまた覗きにきてください♫
検定試験勉強、心が折れそうになるときもあると思いますが、諦めずに
自分を信じて、合格目指して頑張りましょう!!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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