Ciao!こんにちは!Sarinaです!
今日はイギリスのEU離脱について書いてみたいと思います。
しばらく世間を賑わしていたイギリスのEU離脱のニュース。
実はこの歴史的な瞬間、私はイギリスにおりました。
今回はEUとは何か?
イギリスは何故EUを離脱したのか?
EU離脱の瞬間のイギリスはどのような様子だったのか?
について、分かりやすくまとめました。
EUについてはどうでもいい!という方は下の方まで行っていただければEU離脱の日の写真をいくつか載せていますので雰囲気だけでも感じていただければと思います!
EUって何?
EUというのはEuropean Unionの略称です。
日本語では欧州連合またはヨーロッパ連合と言われています。
これは第二次世界大戦後に経済や政治においてヨーロッパを1つに統合し、
ヨーロッパ内の平和を保つために作られた組織
で2019年時点での加盟国はイギリスを含めて、28カ国でした。
EUに加盟するメリット
EUに加盟するメリットはたくさんあります。
- 国移動の便利化
EU加盟国内ではパスポートなしで国を移動することが可能であったり、共通通貨であるユーロを使うことができます。
(ただし加盟国全てでユーロが使えるわけではない。)
- 技術の発展
科学者や技術者に対し加盟国が協力して資金を集めることができるため、より多くの資金が集まり、
ヨーロッパの科学や技術の発展にも役立っています。
- 防衛力の強化
EU加盟国が結束することにより、防衛力を強化することが可能になります。
- 経済的メリット
EU加盟国間では貿易の関税を撤廃しているため、大きな経済的メリットが得られます。(貿易の関税、、高いですからね。。。)
とこのようにEUへの加盟には様々なメリットがあげれられます。
それでは、なぜ今回イギリスはEUを離脱することを選んだのでしょうか?
イギリスは何故EU離脱を選んだの?
- 移民の問題
イギリスがEUを離脱したい最も大きな理由として、移民の問題が挙げられます。
先ほど挙げたようにEUに加盟するメリットとして、
EU加盟国内(ヨーロッパ)の国境をまたぐ際にパスポートもビザむ必要ありません。
ということは、
EU加盟国でも比較的貧しいとされる国(GDPの低い国)の人たちが簡単に裕福な国(GDPの高い国)へ出稼ぎに来ることができるのです。
このことを利用し、
GDPが比較的高く裕福とされているイギリスにはたくさんの人が移住しました。
この移民による人口増加はイギリスの負担となり
経済や医療、自治体等を圧迫して行きます。
確かにこれはイギリスにとっては望ましくないですね。
もう1つの大きな理由として、
- 独立したい
1つの国として独立したい。ということが挙げられます。
というのも、EUに加盟していることによりEUとしてのルールがいくつか存在し、イギリスが求めてもEUのルールに則っていなければ適用されないということがあります。
例えば、EU加盟国以外と貿易をする際にはイギリスが直接貿易交渉でをきる訳ではなく、EU全体として交渉する必要があります。
このようなEUのルールに縛られることなく、
自国のルールは自国で決められるように独立したい。という思いも強かったのではないでしょうか。
これ以外にも理由は色々あると思いますが、
2016年に実施された国民投票では
残留 48.11% 離脱 51.89%
という結果が出ています。
EUに残留するデメリットと同じようにEUを離脱するデメリットもあるため、
国民全員が大賛成!という訳ではないことが数字から読み取れますね。
ほとんど半々の結果ですね。。。
しかし、結果としてイギリスはEUを離脱する運びになりました。
イギリスEU離脱の瞬間!
そして2020年1月31日。イギリスEU離脱の日。
私はその頃、ロンドンの中心地に住んでいました。
ビックベンの近くで、イギリス独立のをお祝いするという話を聞いたので、イギリス人の友達と向かいました。
気持ち的には、果たしてこれはお祝いなのだろうか?部外者である私が行っても良いのだろうか?と、少し複雑でしたが、興味があったので向かいました。
共に向かったイギリス人の友達もとても微妙な心境だと言っていました。
祝うべきなのか分からない、、、。と。
しかし、さすが歴史的瞬間ということもあり、
ビックベンの近くには沢山の人が来ておりました。
イギリス国旗を振って叫んでいる人や、銅像に登り叫んでいる人など、あたりは完全にお祝いムードでした。
↑警察官も馬にのって出動
花火が上がりスクリーンにはBREXIT CELEBRATIONやHAPPY BREXIT DAYなどと表示されていました。
ここに参加しているイギリス人のほとんどは、EU離脱を喜んでいましたが、私の友達のように複雑な心境できている人も見られました。
また、EU加盟国のドイツ人やイタリア人、フランス人などの友達は、
祝うことではない。と言っていました。
様々な意見があり、誰も何が正解なのかはわかりません。
しかし、この歴史的瞬間に立ち会えたことはとても貴重な経験になりました。
最後までお読み頂きありがとうございました。